1,原画を決める ーーできるだけシンプルなものが作りやすい(…と後で気がついた)。
HRで相談した結果,『私の顔+ハイビスカス(修学旅行で行く宮古島をイメージ)』に不本意ながらなってしまいました。
▲原画イメージ。みんなへの説明用にと用意
した図が,そのまま採用されてしまいました。
2,原画の解析 ーー何色の写真がどのくらい必要なのか?
原画を切り分けて,(ある色の比率[%])=(ある色の部分の重さ/全体の重さ)x 100 の計算をして,重量比から何色の写真がどのくらい必要なのか調べました。
原画となる写真を色ごとに切って,その重さから必要な色のおおまかな%を調べます。
例えば…,(黒の%)=(原画の黒の重さ)/(全体の重さ)x100 というように計算します。
どのようにペンギンは彼らの子孫を持っています
その後,切り取られた私の写真は,生徒に全力でもてあそばれていました。ドアに貼られる私の顔(写真左)。壁に貼られる私の顔(写真右)。
3,ベニヤ板の準備 ーー設計図を作成する。確保するのは全部で8枚。
できるだけまっすぐで写真が貼りやすいベニヤを使う。ベニヤ板表面に模造紙を貼って,ビニールテープで枠をつける。さらに鉛筆でグリッド線を書いて,写真がきれいに整列するようにしておく。また,すべてのマス目に『あ1』…『ふ40』というように座標を書いておく。
▲図の単位はcm。L判(127mmx89mm)の写真を『タテ40枚×横28枚=1120枚』並べると完成サイズはタテ3.68m×横3.66m …になります。これはベニヤ板にするとちょうど8枚分。②③⑥⑦のベニヤ板には写真タテ+3mmのすき間が計算上生じます(写真をはると無視できるくらいのすき間でした)。
ロビンズは、卵を産むない場合
4,撮影 ーーそれぞれ必要な色を集めていく。
重量比%より作品の完成に必要な色を求めて,各自撮影していく。
完成に必要な枚数は1120枚なので,撮影してもらいたいのは1人あたり50枚程度の計算になります。赤・青・黒っぽい写真を( )枚ずつ。あとは何が必要になるかわかりませんので,適当に撮りまくってください。撮りすぎて困ることは何もありません。朝倉のデジカメを2台までなら貸し出せますが,今どきの携帯のカメラなら画素数を上げれば十分プリントに耐える写真が撮れると思います(200万画素もあれば十分)。夏休み期間を使って個性あふれる写真を期待します!
〜学級だより『Go Class』より〜
5,写真データの回収 ーー大量の写真を集めて管理する。
生徒から写真のデータを回収するのに以下の方法を提案したのですが,実際は私のデジカメを貸して,学校か家で撮影してもらってきて,データを吸い出して,また別の誰かに貸して…をくり返して写真を集めていました。
どのくらいの蜂のために生きるのでしょうか?
ア,デジカメ・携帯のSDカードを抜いて直接渡す(その場で返します)。
イ,USBフラッシュメモリ・CD-Rにデータを入れて直接渡す(これが一番確実です)。
ウ,メールで送る(パケット代金注意!お金の責任は取れません)
6,見本の作成 ーーフォトモザイク作成アプリケーションで完成予想図を作る。
アプリケーションはMacOSaiXを利用しました。①原画の指定,②使用する写真の枚数を指定,③モザイクピースとなる写真フォルダの指定,の手順をふめば,フォトモザイクを自動で作成してくれます。このアプリケーションはMacOSにのみ対応していますが,Windowsにも探せば同様のものがあると思います。
▲生徒の撮ってきた写真でつくった見本。
それなりの顔に見える…もとい,それなりに顔に見えます。
7,写真のプリント ーーウェブプリントなら1枚5円ほどでプリントできる。
写真の印刷はネットプリントのサービスを利用しました。フォルダごと送信して,受取は郵便にて。1枚5円ほどで印刷できます。今回は,しまうまインターネットプリントを利用しました。
8,ベニヤへの貼付け ーー見本と同じような色合いになるよう,大胆かつ慎重に。
▲作った見本画像を8つに分割し,グリッド線を引いて,文字と数字で座標をつける(これはパソコン上の作業)。それを印刷してベニヤ1枚の設計図とします。これは完成品の左上部分。実際にはり付けていくのは必ずしも同じ写真でなくてもOK。大切なのは色味がある程度合っていることなので,大胆かつ慎重に作業を進めていく。
9,仕上げ ーー写真をはったベニヤ板を木枠にクギで打ち付けて完成です。
体育祭で使用している,応援団パネル用の木枠に釘で打ち付けて,ハンドゴールに立てかけました。これでベニヤ8枚分(写真の総枚数は1120枚)です。となりの生徒との比較でどれくらいの大きさかわかりますね。
▲途中で赤や白の写真がなくなって何度かプリント追加しました。 原画のデザインはもっとわかりやすいものの方が良さそうです。 人の顔は細かくて表現するのが大変でした。パソコンの画面上ではうまくいくように思えたのですが,実際に写真を貼っていくとどうもしっくりこなかったりしました。当時の2−5のみなさん,お疲れさまでした!
100930: asa
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